三和木ブログ

miwaki Blog

2024.07.05

和の空間が醸し出す、侘び寂びのこころ

一戸建てを考えはじめた方が、間取りやイメージ構想を膨らませるとき、「和室」を置くかどうかで悩むことが多いと思います。

その昔はほとんどが和室でしたが、洋式の空間が主流となった今、和室を設けるかどうかは意見が分かれるところ。

洋式の空間で生活をすることが当たり前になってきた昨今ですが、お施主様の中には「あえて和室をつくりたい」「現代の生活に馴染むような和の空間を取り入れたい」というお声を聞くことも多いです。

「木の家を建てたい」と意識したとき、和室というのは憧れの一つでもあります。

三和木でも和室の存在を大切に考えられていらっしゃるお施主様も多く、これまでもたくさんの和室をしつらえてきました。

畳の張替えなど、手間がかかる部分ももちろんありますが、実は和室は想像以上にさまざまな用途に活用でき、和室をつくった方からは「とても重宝している」というお声をとてもよく聞きます。

三和木の展示場にも、いろいろな和空間をご用意しています。

例えばこちらは、大府展示場の和室。面と線の構成美を基調とした、凛とした和の空間です。秋田杉のあいだから差し込む照明が、空間全体を優しく包みます。

杉の一枚板の机が、お部屋の中心でどっしりと存在感を放っています。天然の木の表情が美しく、この存在が空間を広く見せてくれつつ、とても格調高くしてくれています。

大府展示場の和室は、日本の心を存分に感じさせる空間ながら、どこかすっきりとしたモダンな印象。

鴨居や枠のシャープなラインや床柱、出窓天板の無垢材などが、現代の住まいや、若い世代の感覚にあった「侘び・寂びの心」を表現してくれています。

 

日本の美意識のひとつとして挙がる、「侘び・寂び」ということば。
使ったことも、聞いたこともある人が多いとは思います。わび・さびの「わび」とは、充足感や美しいと思う心を養う、その重要性を説いている言葉と言われます。

「さび」は、時間が経ったものでもそれは劣化ではなく、味や美しさとしてとらえる、そこに感じる美しさを言っている言葉です。

 

このように、伝統的な様式を取り入れつつも、現代の暮らしに寄り添った空間設計も、三和木は得意としています。

これが実現できるのも、三和木専任の大工さんたちの腕があってこそ。

良質な木をつかった家づくりを大切にしている三和木ですが、三和木で家を建てるお施主様は、こうした「侘び寂びの空間」を求められる方も多く、ご要望をお聞きしていると私たちもとても勉強になります。

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