「ヘリンボーン」というのを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
ヘリンボーン床とは、フローリングの張り方の一種。V字が連なったような配置が特徴的な、このようなフローリングのことです。

長い長方形にカットした床材を平行にはっていく一般的なフローリングとは異なり、床材をV字になるように組みあわせて、いくつも重ねながら、はっていきます。
とても個性的な印象に仕上がります。

こちらは、三和木が考える、本格現代日本建築をかたちにした岡崎展示場。

床には、チークの無垢材を、丁寧にヘリンボーン貼りにしています。

ヘリンボーンの床は、一般的なフローリングに比べて高級感があります。

美しい模様でデザイン性が高いため、高級ホテルや海外のカフェのような雰囲気にもできます。

ヘリンボーンの床の個性的なデザインが馴染み、木の温もりも感じられるリビングは、空間全体がとても個性的で、錐形の天井がとても印象的です。

ソファに腰掛けてふっと上を見ると、整然と美しく並んだ木の豊かな表情が、心を落ち着かせてくれます。

天井には檜を使っています。整然と並べることで直線を強調し、空間的な広がりを演出しています。

中央には、檜の大黒柱が鎮座。存在感溢れる、尺角の檜を採用しています。

檜の大黒柱はとても高い強度を誇り、そりやねじれも少ない、とても優れた木材。
また繊細で美しい木肌でもよく知られています。

時の経過とともに光沢を増し、家族の成長と共に一緒に育っていってくれる、とても頼もしく美しい存在です。

大黒柱の存在感に、整然と並んだ錐形の天井、そしてヘリンボーンの床が見事に調和している、とても個性的ながら落ち着きのあるリビングです。