三和木ブログ

miwaki Blog

2025.02.14

「和の心」を住まいに取り入れるということ

「わび・さび」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
これは、日本の美意識を表す言葉の一つであり、長い年月を経ることで生まれる味わいや奥深さ、静けさの中にある美しさを指します。

家づくりにおいても、この考え方は生きています。
時間とともに深みを増し、愛着がわく空間。
それこそが、私たちが目指す家づくりのひとつの形です。

近年、住宅のスタイルは洋風が主流となっていますが、そうした中でも「和室を設けたい」「現代の暮らしに合う和の空間を取り入れたい」というご要望をいただくことが少なくありません。

家の中に和室があることで、落ち着きや癒しの空間が生まれ、暮らしに豊かさをもたらしてくれます。
また、使う木材の種類や仕上げによって、印象は大きく変わります。

例えば、大府展示場の和室は、木の質感を活かし、すっきりとしたモダンな印象の空間をつくっています。

秋田杉の美しい木目と、陰影を生かした照明が柔らかく調和し、凛とした雰囲気を演出。
お部屋の中心には杉の一枚板を使った座卓を配置し、広々とした空間の中にも風格を感じさせます。こうした設えは、和の持つ静謐さを現代の住まいの中に溶け込ませる工夫のひとつです。

 

また、伝統的な和室の良さを生かした空間づくりも得意としています。

こちらは大府第二展示場。

床の間や仏間を備えた格式のある和室です。
床の間の先に坪庭が広がり、外とのつながりを感じられる設計。

床下には掘り炬燵を設け、居心地の良さにもこだわりました。

には、庭とつながる開放的な造りを採用。
さらに、土間を設けることで、庭への動線もスムーズになり、機能性と伝統美を両立させています。
バリアフリーへの配慮も施し、どの世代の方にも安心してお使いいただけるように工夫しています。

こうした和室づくりが可能なのは、長年の経験を持つ専任の大工がいるからこそ。
良質な木材を扱う技術はもちろんのこと、素材の持つ特性を活かし、一つひとつの家に合わせた細やかな仕事をしています。

和室というのは、ただ畳を敷くだけではなく、木材の選び方、仕上げの美しさ、光の入り方など、細部にこだわることで完成するものです。
そのこだわりが、家全体の雰囲気を決定づけ、住む人に心地よさをもたらします。

和室は、日本の住まいの中で受け継がれてきた空間でありながら、時代に合わせて進化していくものでもあります。
伝統の美しさを残しつつ、現代の暮らしに寄り添う設計を取り入れることで、より快適で、より長く愛される住まいが生まれます。

三和木では、木の質にこだわり、安心して住み続けられる家づくりを大切にしながら、お施主様のご要望に寄り添った住まいをご提案しています。

  和の空間がもたらす安らぎや美しさを、ぜひ家づくりの中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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