三和木ブログ

miwaki Blog

2025.01.17

木と向き合い続ける家づくり

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家を建てるとき、「木材の選び方」はとても重要です。

同じ木でも、その一本一本に異なる個性や特徴があります。それを見極め、適切に使うことができるかどうかで、家の質が決まるといっても過言ではありません。

そして、もう一つとても大切なのは、木を無駄にせず大切に使うこと。それは、長く安心して住み続けられる家づくりの基本であり、私たち三和木の信念でもあります。

岐阜県加茂郡白川町にある三和木の自社製材工場は、昭和28年の創業以来、木と向き合い続けてきました。

自ら手入れをしている東濃檜の山林の木々をはじめ、全国各地から選び抜いた木材を仕入れ、職人たちがその特性を活かして製材しています。

「木材を無駄なく、丁寧に仕上げる」。この考え方は、創業当初から今も変わらず受け継がれています。

例えば、一本の木材を見たとき、その木が持つ強さやしなやかさ、美しさを見抜くには、長い経験と深い知識が必要です。木目の流れや節の位置を見極め、どの部分をどのように使えば家づくりに最適なのかを判断するのは、熟練の職人だからこそできる技です。

同じ種類の木でも、その特性やクセは一本一本異なります。それを理解し、無駄なく使い切ること。それが、私たちが大切にしている木材への向き合い方です。

また、木材を無駄なく活用することには、サスティナブルな家づくりという観点でも大きな意義があります。自然素材である木を必要以上に伐採せず、間伐材や製材時の端材まで余すことなく使い切ることで、環境負荷を軽減できます。これにより、次世代の森林資源を守ることにもつながるのです。

三和木では、お客様の家づくりに使う木材を工場で直接選んでいただくこともできます。

これまで、白川製材工場に足を運んだお客様から、「自分たちで選んだ木を使うことで、家がより特別なものに感じられる」とのお声をいただいてきました。その木が家の一部として使われることで、家がさらに愛着深いものとなる――これは、既製品にはない特別な体験だと感じています。

さらに、家づくりに必要な木材だけでなく、家具や建具にもこだわりの木を使用することができます。

お客様が選んだ木材を職人が丁寧に加工し、世界に一つだけの家具や建具として仕上げます。日々の生活の中でその木に触れ、木目の美しさや手触りを感じるたびに、家そのものへの愛着も深まるはずです。

高品質な木材を無駄なく活用し、その特性を最大限に引き出す。それは、見た目の美しさや耐久性だけでなく、家全体の安心感や住み心地にもつながります。

そして、長い時間をかけて育った木が、家の一部としてまた新たな時間を刻む。この循環を大切にすることが、私たち三和木の家づくりの基本なのです。

木材を知り尽くした職人たちの技と、環境を大切にする想い。

これらが融合することで、木の温もりを最大限に活かした住まいが生まれます。

家族とともに時間を重ねながら、その家が愛され続ける存在であり続けること。それが、三和木の目指す家づくりです。

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