木の家に住む喜び。
それは、ただ住まいとしての役割を果たすだけでなく、木の温もりや素材の美しさを、日常の中で感じること。
そして、住まいにおいて「建具」は、家の空間をつなぎ、視覚的にも感覚的にも重要な役割を担っています。

建具とは、ドアや窓、障子、襖など、空間を仕切ったり、つないだりする可動部分を指します。
その機能性はもちろんですが、建具は空間に表情を与え、その家ならではの個性を際立たせる要素でもあります。
玄関ドアや引き戸といった「出入り口建具」、窓などの「窓建具」、さらには門扉やフェンスといった「外構建具」、そして障子や襖などの「内部建具」に分かれており、それぞれが家全体のデザインや使い勝手に大きく影響を与えます。

三和木が手掛ける木の家は、厳選された上質な木材を使用した住まいです。
私たちは、長年の経験を活かし、木材選びから加工に至るまで、妥協することなく取り組んでいます。
それは、家の骨格である柱や梁だけでなく、日常的に手に触れる建具や家具にも同様です。
木の家の魅力を最大限に引き出すために、私たちの家づくりには、自然素材の質感や美しさを余すことなく取り入れています。

今回ご紹介するのは、長久手展示場に設置されたオリジナルの建具です。

この洗面所の建具は、細かい縦格子を取り入れたデザインを採用。木目の美しさと洗練されたデザインが共存しています。
また、格子なので家族の気配を感じられるのもポイントです。

この格子のデザインは、リビングなど、いろいろなところに採用されています。

存在感のある建具をこうして取り入れることで、空間に統一感と奥行きを与えてくれます。
既製品にはないこの美しさが、洗練された空間をつくっている理由のひとつでもあるのです。

私たちのオリジナル建具は、お施主様一人ひとりの希望や生活スタイルに合わせて丁寧に作り上げています。
木の表情や質感にこだわりながら、家全体の雰囲気を考慮してデザインされる建具。まさにその家にしかない、世界に一つだけのものです。

三和木の職人は、木材の質を最大限に引き出す技術を持っています。
豊かな木目や自然の風合いを大切にしながら、デザイン性にもこだわることで、単なる機能部品としての建具ではなく、空間を彩る芸術作品のような存在に仕上げます。
木材の風合いは、時間が経つほどにその魅力を深めていきます。

そうした木の美しさを感じられるオリジナル建具や家具を通じて、長く愛される住まいを提供することが、私たち三和木の使命だと考えています。