三和木は「木の家」を得意としています。

あなたは「木の家」と聞くと、どんな家を想像しますか。

木をふんだんに使い、どこを見渡しても木ばかりという、いわばログハウスのような家でしょうか。

それも立派な「木の家」ですが、私たちはそればかりが木の家だとは思っていません。

三和木の家は、木をふんだんに取り入れつつも、漆喰壁の白や畳の緑など、それ以外の素材のバランスも考えながら、木の存在感をさらに高めてくれるようなモダンな家。

暮らしのことも、全体のバランスのことも考えた、木をより生かす家づくりです。

今日ご紹介するのは、可児展示場から。

外観は、大きな木の扉に、抜け感のあるガラスを取り入れて今す。

色の組み合わせや素材の取り合わせ方など、“木の表情が活きる”設計です。

可児展示場の内装は、木のぬくもりが感じられる空間の中に、モダンな漆黒のキッチンを配置しました。

木×漆喰壁の白×キッチンの黒の絶妙なバランスが、空間全体を引き締めてくれます。

キッチンの隣には小上がりの和室。畳の早緑が、木の質感と呼応しています。

家の骨格となる柱や土台は、すべて東濃桧。

基準の1.3倍の材料を用いることを決めごととしています。

これも私たちが考える「木の家」の立派な条件のひとつです。

三和木では自社で山林を保有し、山を育てることから家づくりに向き合ってきました。

その長い歴史の中で、家に、暮らしに、どのように木を取り入れるのか、という点においても常に意識しています。

単純に「木を多用すればいい」というわけではなく、異素材との組み合わせ、そのコントラストのバランスや、それによる上質感をお褒めていただくことも多いです。

今回は可児展示場の平屋の家の一部分を取り上げましたが、他の展示場でもそれぞれ異なるテーマ、異なるバランスで、木の表情を最大限に活かした、空間全体の美しさを感じていただけます。