三和木ブログ

miwaki Blog

2022.03.04

階段上がってすぐの「ホール」の活用

二階建ての邸宅は、一階と二階でそれぞれ目的が異なります。

家族や来客とのんびりできる、団欒のためのスペースを確保し、生活まわりを完結させた一階。

それに対し、家族のプライベートスペースをしっかりとつくるなど工夫して過ごしやすくする二階。

これらは間取りの取り方次第で、用途や目的によって広々とした空間設計が可能です。

今回は、二階建の家にフォーカス。
それも、階段を上がってすぐの、一般的に「ホール」などと呼ばれるスペースについて、二つの展示場から活用例を紹介します。

こちらは、可児展示場です。

階段を上がって折り返したところに、控えめなワークスペースをつくりました。

このワークスペースが、寝室と子供部屋との間に、ほどよい距離を生みます。

また、長めの無垢板を使ったテーブルなので、家族が並んで作業をすることも可能。

大きな窓から光が入る、とても明るくて気持ちの良い空間です。

階段を介して、一階にいる家族の気配も感じられます。

そしてこちらは、長久手展示場。

長久手展示場は、階段を上がってすぐのところに、広い踊り場を設けています。

家族の本を並べて「見せる収納」にしておくととてもおしゃれですね。

和紙の丸い照明があり、穏やかな光が、落ち着いた空間を演出しています。

浮造りの杉の床が、どこか懐かしい趣です。

二階に上がってすぐの空間は、一階にいる家族とも距離が近いため、家族の気配を感じながら過ごせる場所である一方で、広く取ることで複数人でもすれ違いやすく、また収納なども自由に使えます。

この部分の使い方が、二階に上がった時の印象を決めます。

二階建ての家を考えている方は、家族のライフスタイルを考えながら、このスペースの活用法についても、考えてみてはいかがでしょうか。

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